
目次
mineo(マイネオ)が提供する格安SIMプランの特徴と注意点
mineo(マイネオ)は最近流行りの格安SIMを提供するMVNO業者です。
運営事業者は株式会社ケイ・オプティコムです。
他の格安SIMを提供するMVNOとmineo(マイネオ)の最大の違いはKDDI(au)の回線網も借りて格安SIMを提供している数少ないMVNOということです。
他にKDDI(au)の回線網を借りたMVNO業者はUQ mobileしかありません。
MVNO事業者のほとんどがNTTドコモの回線だけを借りて格安SIM事業を展開する中、mineo(マイネオ)はau端末を使用したいユーザーにとっては貴重な存在です。
ここではそんなmineo(マイネオ)の口コミや料金プラン、また利用者の評判や、他MVNOとの比較結果をご紹介したいと思います。
公式サイト: mineo
mineo(マイネオ)の格安SIMプラン
mineo(マイネオ)の料金プランは、大きく分けて5つに分かれています。
5つのプランの種類は他のMVNO同様に、月々に利用可能なデータ通信容量によって5つに分けられており、データ通信のみに対応したSIMをシングルタイプ。
データ通信以外に音声通話も可能なプランをデュアルタイプとしています。
mineo(マイネオ)と他のMVNO事業者の違いの一つとしてmineo(マイネオ)は2015年9月1日から、ドコモ回線を利用したプランも提供を開始しました。2015年8月31日まではKDDI(au)回線を利用したauプラン(Aプラン)しかありませんでしたが、現在は、NTTドコモの回線を利用したドコモプラン(Dプラン)の両方を選ぶことが可能となり、mineo(マイネオ)は日本で初めてのマルチキャリアサービスを開始しました。
auの回線を使用したAプランとNTTドコモの回線を使用したプランの一番の違いは、デュアルタイププラン(音声通話も可能なプラン)の月額料金がau回線を使用したAプランの方が安いことですが、その他にもSMS機能などがau回線を使用したAプランでは無料で使えるサービスなのに対し、NTTドコモの回線を使用したDプランではオプションサービスとなっていることが挙げられます。
「Aプラン」
mineo auプラン(Aプラン) 月額料金 シングルタイプデータ通信専用SIM 月額料金 デュアルタイプ音声対応SIM 高速通信容量 通信速度 500MB 756円 1,414円 500MB/月 受信最大225Mbps
送信最大25Mbps1GB 864円 1,522円 1GB/月 受信最大225Mbps
送信最大25Mbps3GB 972円 1,630円 3GB/月 受信最大225Mbps
送信最大25Mbps5GB 1,706円 2,365円 5GB/月 受信最大225Mbps
送信最大25Mbps10GB 2,721円 3,380円 10GB/月 受信最大225Mbps
送信最大25Mbps
「Dプラン」
mineo ドコモプラン(Dプラン) 月額料金 シングルタイプデータ通信専用SIM 月額料金 デュアルタイプ音声対応SIM 高速通信容量 通信速度 500MB 756円 1,512円 500MB/月 受信最大225Mbps
送信最大50Mbps1GB 864円 1,620円 1GB/月 受信最大225Mbps
送信最大50Mbps3GB 972円 1,728円 3GB/月 受信最大225Mbps
送信最大50Mbps5GB 1,706円 2,462円 5GB/月 受信最大225Mbps
送信最大50Mbps10GB 2,721円 3,477円 10GB/月 受信最大225Mbps
送信最大50Mbps
公式サイト: mineo
mineo(マイネオ)利用のメリット
mineo(マイネオ)の最大のおすすめポイントは、数少ないKDDI(au)の回線網を使用したMVNOであるという点と、パケットシェアの仕組みが充実していることと言えるでしょう。
特に、他のmineo(マイネオ)ユーザーとパケットをシェアできる独自コミュニティの「マイネ王」の存在は他のMVNO事業者にはないものです。
■mineo(マイネオ)はauから発売されている端末を使用するユーザーでも使える数少ないMVNO事業者
「mineo」はKDDI(au)回線網を利用するMVNOとして2014年からサービスの提供を始めました。
現在のところ、mineo(マイネオ)の他にauの端末を使用したいと考えているユーザーが利用できるのは、auの子会社が運営する「UQ mobile」のみです。
■比較的格安な追加料金で音声通話機能を付加できる
データ通信のみの月額料金に+610円(Aプラン)、もしくは+700円(Dプラン)のオプションを申し込むことで090音声通話も使用可能です。
■データ通信のみのプラン(シングルタイプ)でも音声通話可能プラン(デュアルタイプ)のどちらでも最低利用期間がなく、解約時に違約金がない
2015年6月30日以前は、最低利用期間として12か月の利用が必要でしたし、最低利用期間以内に解約する場合は解約清算金として9,500円が必要でした。
2015年7月1日以降は最低利用期間も解約清算金も撤廃されています。
■「mineo.jp」のメールアドレスが発行される
UQ mobileも「@uqmobile.jp」というキャリアドメインを申し込むことができますが、UQ mobileの場合は月額200円のオプション料金が必要ですが「mineo.jp」では月額利用料が無料です。
■月額100円の050通話アプリ「LaLa Call」が無料で利用出来る※
050番号があると音声通話なしのシングルタイプでも通話アプリを使用することで固定電話や携帯電話に直接通話が可能です。
※ 2017年2月1日から月額基本料100円へ価格改定(無料通話100円分付き)予定です。価格改定についての詳細はmineo(マイネオ)サイトをご参照ください。
■テザリングが無料でできる
有料オプションとしてテザリングを利用できるMVNOはありますが、mineo(マイネオ)では無料でテザリングが可能です。
■マルチキャリアサービス(au+ドコモプラン)に対応した端末を販売している
マルチキャリア対応端末(au・NTTのドコモの両プランに対応した端末)として「arrows M02」を販売しています。
■au(Aプラン)⇔ドコモ(Dプラン)間でもパケットのシェアが可能
当月に使いきれなかった基本データ容量やパケットチャージ容量等は翌月に繰り越すことが可能です。パケットシェアとは、翌月に繰り越されたパケット容量を、代表者回線を含むグループ内(最大5回線)でシェアできる無料のオプションサービスです。
mineo(マイネオ)では、パケットのシェアが同一グループ内であればau(Aプラン)⇔NTTのドコモ(Dプラン)間でもシェアが可能です。
■親戚や友達とパケットを分け合える「パケットギフト」。もちろん家族とも
mineo(マイネオ)では、「パケットギフト」を利用すれば余ったパケットを誰とでもシェアできます。
注意点としては、ギフトとして送れるギフトは送った月の翌月末までしか使えないことと、ギフトとして贈れるパケットは9,990MBまで(10MB単位)ということです。
「パケットギフト」でパケットを分け合うにはマイページからお申し込みが必要です。
■mineoユーザー同士なら誰とでもパケットを分け合える「フリータンク」と「チップ」
mineo(マイネオ)では、mineoユーザー同士であれば「フリータンク」と呼ばれる、機能を使えばmineoユーザー同士で自由にパケットのやりとりができます。
「フリータンク」に期限切れの近いパケットをパケット不足のユーザーにシェアしたり、自分がパケット不足になったときにシェアしてもらったりすることができます。
また、mineo内でのコミュニティでの役立つ情報などに1回10MB単位で感謝の気持ちをパケットという形でプレゼントできる「チップ」制度もあります。
■わからないことは、チャットでサポートしてもらえる
電話や、メールでのサポート以外に年中無休のチャットでのサポートもあります。
受付時間は9時半〜20時半と遅くまでサポートしてくれます。
■故障時も安心の端末安心サポート
端末1台につき、月額料金399円(税込)のオプションに加入すると割引価格での端末が故障しても割引料金で修理サポートを受けられます。
年に2回までの割引きが受けられ、初回の修理代金は5,400円(税込)、2回目は8,640円(税込)、3回目以降は実費+修理事務手数料:3,240円(税込)になっています。
また、SIMカードの再発行手数料は2,160円(税込)です。
■mineo(マイネオ)ユーザーが集まるコミュニティ「マイネ王」
マイネ王には7つのエリアがあります。「王国通信」「王国教室」「王国広場」「マイネなう」「アイデアラボ」「レビュー」「フリータンク(mineoユーザー限定機能)」です。「王国通信」ではスタッフがmineoのお役立ち情報やキャンペーンなどの企画をブログとして発信しています。
「王国教室」はスマホのトラブルや疑問を相談できるQ&A型のコミュニティサイトです。「王国広場」はユーザーが話題を投稿したり、コメントを書いたりできるエリアです。
このように様々なコミュニティがあるのもmineoの特長です。
■通信容量の節約アプリ、mineoスイッチ
mineo(マイネオ)スイッチとは通信速度を切り替えることで、通信容量を節約できるアプリです。
スイッチをOFFにすると通常の高速通信が可能ですが、節約スイッチをオンにすると、通信速度を抑えることで、通信容量を節約します。
メールやLINEなどしか使わない時は節約スイッチをオンに、WebブラウジングをするときはスイッチOFFにといった使い方が可能です。
■mineo(マイネオ)のエントリーパッケージの事前購入でお得に!
格安SIMの契約には契約事務手数料がかかりますが、mineoであればネットショップや、量販店などで販売されているエントリーパッケージを事前に購入することで、契約時の事務手数料(3240円)が無料になります。
公式サイト: mineo
mineo(マイネオ)の注意点
Phoneでmineo(マイネオ)を使う際の注意点ですが、NTTドコモとKDDI(au)の回線を使っているMVNOですが、iOSのバージョンによってはサポートされていない点や、mineo同様KDDI(au)回線を使用したMVNOであるUQ mobileに比べると、通信速度が若干遅いという点が挙げられます。
• Aプランの場合、auの「4G LTE」エリアでしかデータ通信が出来ない(3Gのみの提供エリアではデータ通信不可)
• 12ヶ月以内のMNP転出料が12420円と非常に高額(参考:IIJmio、OCNは3000円)
公式サイト: mineo
mineo(マイネオ)の評価と他格安SIMとの比較
mineo(マイネオ)の料金プランとその特長を学んだところで、実効速度の評判や、他のMVNOの格安SIMとの料金・速度の比較を行ってみましょう。
■mineo(マイネオ)の評価・評判
mineo(マイネオ)の速度に関する評判として「昼間の通信速度が出にくい」という評判が多いようです。
午前11時台から14時前後の通信混雑帯となる時間帯は特に顕著なようです。
利用者の増える昼休みの時間帯に速度が低下するのは若干仕方のないところですが、他社MVNOと較べmineo(マイネオ)の場合は1Mbpsを切る、という声も聞かれます。
様々なサイトでMVNO各社のレビューが見られますが、mineoでは特に、お昼の時間帯は速度低下が目立ちます。
mineo(マイネオ)のデータ通信はau回線を利用するAプランの場合、「4G LTE」提供エリアでのみ利用可能です。
そのため、自分の生活圏が確実に4G LTEの圏内か確認した上で契約したほうがよいでしょう。
3G通信のみの提供エリアではmaineoはデータ通信を行うことができません。※Aプランの場合
また、完全LTE化がされている東京23区内のようなエリアでも、場所によってはLTE圏外となってしまう場合があります。そのようなエリアに入ってしまうと3Gの電波があるエリアでもデータ通信が圏外になってしまいますので注意が必要です。
また一度、LTEが切断されると再度LTE圏内に入っても圏外表示のままになってしまう、という声もよく耳にします。
回線側に問題があるのか端末の問題なのかはわかりませんが、自動的に再接続されないとせっかくLTE圏内に戻っても、メールや各種プッシュ通知が受信できなくなってしまいますので注意が必要です。
公式サイト: mineo
■mineo(マイネオ)の特長と他格安SIMとの比較
mineo(マイネオ)の特長の一つは「au端末で使える」ということでしょう。
2016年8月現在、auの端末でも使える格安SIMを出しているMVNOはmineo(マイネオ)とUQ mobile、Fiimo(フィーモ)の3社しかありません。
格安SIMをauの端末で使いたければ、現時点で比較できるMVNO他社は、UQ mobile(UQモバイル)とFiimo(フィーモ)の2社のみということになります。
■mineo(マイネオ)とUQ mobile(UQモバイル)の料金と通信速度の比較
mineo(マイネオ)とUQ mobile(UQモバイル)のでは料金プランが競合しています。
月3GBまでのデータ通信が可能なプランの場合、両者とも月980円と同額です。
ですが、音声通話機能を付けた場合はmineo/1,590円、UQ mobile/1,680円とややmineoに軍配が上がります。
通信速度ではmineo(マイネオ)が(受信時)が225Mbpsなのに対してUQ mobile(UQモバイル)は150Mbpsとmineo(マイネオ)に軍配があがります。
もっとも、この通信速度はベストエフォート(最大のパフォーマンスを発揮した際の速度)なので必ずしもこの速度が出るわけではありません。
ですが、UQ mobile(UQモバイル)の最高速度よりmineo(マイネオ)のほうが最高速度が高いというのはアドバンテージになるでしょう。
ドコモ系MVNOの多くも225Mbpsを提供していますので、mineo(マイネオ)の225Mbpsというのは格安SIMをドコモの端末で使用したい人にもauの端末で使用したい人にもおすすめできる回線速度です。
MVNOの格安SIMは回線提供元である大手キャリア(ドコモやau)より速度が出にくいと言われていますが、実効速度レベルでは大きく差がないという意見も多いのであまり気にならないのではないでしょうか。
また、mineo(マイネオ)はMVNO各社の中で一番はじめに最低利用期間や解約時の違約金を廃止したり、格安SIMのプランを複数のキャリアから選択できるようにした「マルチキャリア」に対応したり先進的な取り組みを実施しています。
料金についてはmineoが500MB、1GB、3GB、5GB、10GB」と5つの容量プランから選べるのに対してUQ mobileでは「月3GBのプラン」「データ無制限プラン」の2種類からしか選べません。
スマホでのネットはメールやニュースチェックのみ、というライトユーザーや、重いデータはWi-Fiでダウンロードするというような使い方をするユーザーはmineo(マイネオ)が、Wi-Fiなど使わず出先で動画をたくさん見たいし、ゲームも出先でたっぷり遊びたい、というような使い方をする方はUQ mobileのほうがお勧め、ということになるでしょうか。
公式サイト: mineo
■mineo(マイネオ)とFiimo(フィーモ)の比較
mineo(マイネオ)とFiimo(フィーモ)も較べてみましょう。
料金はmineo(マイネオ)に軍配が上がります。
またA(au)プランの場合、mineoはSMSが無料で使えたり、余ったパケットをユーザー同士でシェアできるサービスがあったりと、Fiimoよりmineoに軍配が上がります。
公式サイト: mineo
mineo(マイネオ)の体験談
当サイトでは様々な格安SIM体験談を掲載しています。
【格安SIM体験談】auから乗り換えするならmineoが格安でオススメ!
【格安SIM体験談】au通信網を利用したmineoは人口カバー率は確かに高い!
公式サイト: mineo