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Y!mobile(ワイモバイル)が提供する格安SIMプランの特徴と注意点
Y!mobile(ワイモバイル)は、ソフトバンクに吸収合併されたMVNOで、2015年1月からソフトバンク傘下に入ったMNOです。
MNOはMVNOが他社から回線を借りて通信サービスを提供するのに対し、自社の回線を用いて通信サービスを提供します。
ソフトバンクの回線だけでなく、Y!mobile(ワイモバイル)前身のイーモバイルやWILLCOMの回線も通信サービスに使用し、格安SIMを提供する事業者の中でも異色なY!mobile(ワイモバイル)。
他社MVNOにはない通話無料のサービスを提供しており、音声通話もできる格安SIMを考えている人にはおすすめのキャリアです。
また、ソフトバンクを除く大手キャリアからの乗り換えユーザーや、乗り換えを機にフィーチャーフォンからスマホに買い換えようと考えている人にもお得なサービスがあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
公式サイト: Y!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)の格安SIMプラン
Y!mobile(ワイモバイル)のプランはシンプルな他社MVNOと異なり様々なプランがあります。
音声通話も利用できるスマホ向けのスマホプランや、タブレット端末・モバイルWi-Fiのみに利用できるデータプランなどがあります。
表示されている価格は端末を同時に購入した場合に適用されるセット割引後の価格なので注意が必要です。
また、これまでは購入から24か月後は割引が適用されず基本料金が値上がりしてしまっていたのですが、現在はは購入から24か月以降も契約時の料金と同額で利用できるようになりました。
公式サイト: Y!mobile
Y!mobile | 月額料金 | 高速通信容量 | 通信速度 |
---|---|---|---|
スマホプランS | 3,218円 | 1GB/月 | 下り最大112.5Mbps 上り最大37.5Mbps |
スマホプランM | 4,298円 | 3GB/月 | 下り最大112.5Mbps 上り最大37.5Mbps |
スマホプランL | 6,458円 | 7GB/月 | 下り最大112.5Mbps 上り最大37.5Mbps |
データプランS | 2,138円 | 1GB/月 | 下り最大112.5Mbps 上り最大37.5Mbps |
データプランL | 3,991円 | 7GB/月 | 下り最大112.5Mbps 上り最大37.5Mbps |
Y!mobile(ワイモバイル)利用のメリット
特にY!mobile(ワイモバイル)をおすすめしたい方は、通話を頻繁に利用したいが大手キャリアよりは安く使いたいというユーザーでしょう。
基本プランに無料通話がついてくるので通話を多く利用するユーザーには特におすすめです。
音声通話を重視する方はY!mobileを選ぶことで大手キャリアよりスマホ代を節約することができそうです。
■1回10分間の無料通話が毎月300回分ついてくる
1回10分まで無料という制限がありますがうまく使いこなせば通話料金をほぼ無料に抑えることも可能です。
■スマホセットの購入で、端末代の割引キャンペーンなども豊富
大手キャリア同様にY!mobaileでもスマホを回線とのセットで販売しているので、端末代の割引キャンペーンなどのサービスも充実しています。
■データ通信の容量シェアが可能
スマホ・タブレットを家族で複数使いたい人など向けに、契約したデータ容量のシェアが可能です。
■家族割引がある
他社MVNOには家族割引がないことが多いのですが、Y!mobaileには家族割引があります。
■Yahoo!Japanとの提携サービスがある
ソフトバンクグループなのでYahoo!Japanとの提携サービスがありYahoo!Japanのサービスを利用することでお得な特典が得られます。
■全国各地にY!mobileの店舗がある
コストを極限まで削減したMVNOと異なり、全国に実店舗があるので、故障時やプラン変更などのサービスも店舗で対応してくれます。
■ソフトバンクWi-Fiが利用できる
ソフトバンクグループなのでソフトバンクWi-Fiが利用できます。
公式サイト: Y!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)の注意点
Y!mobile(ワイモバイル)を利用する上で気をつけることは、大手キャリア同様の2年間の最低利用期間があるなど、非常に大手キャリアの仕組みに似ています。
また完全な格安SIM(MVNO)ではなく自社回線を用いたMNOなのでMVNOほどコストパフォーマンスは良くありません。
■最低利用期間が長い
スマホプランの場合は24か月、データプランの場合は36か月が契約器官となっており、料金の割引の代わりに縛り期間は長いです。
■ソフトバンクからの乗り換えはスマホプラン割引の適用外
ソフトバンクグループのMNOなのでソフトバンクからの乗り換えには向きません
■Y!mobaileの通信品質はNTTdocomoなどに比べると見劣りする
通信品質は以前より改善されてきましたが、NTTdocomoなどに比べると若干見劣りします。
公式サイト: Y!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)の評価と他格安SIMとの比較
Y!mobile(ワイモバイル)の料金プランとその特長を学んだところで、実効速度の評価や評判、料金体系の似たプランを出している他社MVNOとの比較を行ってみましょう。
■Y!mobile(ワイモバイル)の特長と他社MVNOとの比較
他社MVNOと比較した際、Y!mobile(ワイモバイル)の強みは、基本プランに無料通話がついてくるという点です。
他の格安SIMでは無料通話分というものはなく、通話を頻繁にするユーザーが無料通話を利用できるオプションに加入する必要がありました。
その場合、格安SIMのプランでも料金が割高になってしまうという場合がありました。
頻繁に電話をかけるなど、通話料が不安な人ば、10分間までの通話であれば1か月に300回まで無料で通話できるY!mobile(ワイモバイル)が断然おトクです。
また、端末とのセット販売のラインナップが豊富にあり、番号そのままでの乗り換えキャンペーンも頻繁に行われているため、他社から端末も含めて乗り換えたいと考えている人にもおすすめです。
また、MVNOに乗り換えて格安SIMの利用を始めようとしても、格安SIMを使えるSIMフリー端末を用意するには初期費用がかかる場合も多く、なかなか格安SIMに乗り換えられない方も多いはず。
Y!mobile(ワイモバイル)の場合、Nexus5の端末へ1万円以下で乗り換えられたり、その他のSIMフリー端末でも0円で乗り換えられたりといったキャンペーンが行われているので、SIMフリーの端末が用意できなかった方たちも乗り換えのハードルは低いでしょう。
Y!mobile(ワイモバイル)にはその他にもたくさんのキャンペーンを打ち出していますので公式ホームページをチェックして、ベストタイミングで乗り換えたいですね。
最新の公式情報は下記のリンクから確認してください。
また、Y!mobile(ワイモバイル)の場合、家族で複数の回線を使っている場合、主回線と副回線に分けることができ、副回線は500円引き、または全額無料になる「家族割引」があるのもY!mobaileのおすすめポイントといえるでしょう。
その他にも、毎月でもプランの変更が可能なのはうれしいポイントです。
ですが、余ったデータ容量を翌月に繰り越したり、高速通信を低速通信に切り替えてデータ容量を節約したりすることはできません。
他社のMVNOにはないサービスとしてYahoo!Japanとの提携サービスもY!mobile(ワイモバイル)オリジナルのものです。
Yahoo!Japanのサービスを利用するとマイルが貯まるようになっており、貯まったマイルはデータ容量の追加に使用できます。
Yahoo!のサービスをよく利用する人にはおすすめの格安スマホでしょう。
公式サイト: Y!mobile
■Y!mobile(ワイモバイル)の速度などの評価・評判
Y!mobile(ワイモバイル)の通信は、ソフトバンクエリアが利用できるので、キャリアから乗り換えた人でも通信状態に気になる点はないという意見が多いようです。
しかし完全にソフトバンクの回線を使っているのではなく、イーモバイルやテレコムといった合併前の通信も使っていて、機種によってどの通信が使えるのかが少々ややこしい状態になっています。
さらにソフトバンクはドコモやauに比べて通信が安定せず、品質の点では見劣りするという声もよく聞かれます。
また、ソフトバンクからの乗り換えにはスマホプラン割引が適用されないことに不満の声も聞かれます。
ソフトバンクからの乗り換えは割高なのでおすすめできませんが、ドコモやauのガラケーから乗り換えるには最適の格安スマホでしょう。
公式サイトで気になる端末をぜひチェックしてみてください。
公式サイト: Y!mobile
Y!mobile(ワイモバイル)の体験談
当サイトでは様々な格安SIM体験談を掲載しています。
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